こんにちはかさこです。
ベースをはじめようと思っている方が最初に抱くのは
指弾きとピック弾きどっちがいいの?
と言う疑問じゃないでしょうか。
世の中にはたくさんのベーシストがいますが、指弾きが得意な人もいれば、ピック弾きが得意な人もいます。
もちろんどちらも出来るようになるのが一番いいのですが、それぞれにメリットとデメリット
あるいは向いてる曲と向いていない曲があります。
今回はそんな指弾きとピック弾きの違いについてお話ししたいと思います!
指弾きとは?
指弾きとは、簡単に言うとピックを使わず指で直接弦を弾く演奏方法です。
指弾きの中でも演奏スタイルがいくつかあります。
これ以外にもありますが主に以下の4つです。
- ツーフィンガー
- スリーフィンガー
- サムピッキング
- スラップ
それぞれについて詳しく解説していきます。
ツーフィンガー奏法
おそらく最も多くのプレーヤーが用いているのがツーフィンガー奏法です。
名前の通り、人差し指と中指の2本を使って交互にピッキングする演奏方法です。

画像のようにピックアップに親指を掛け、安定させ二本の指で弦を撫でるように演奏します。
ツーフィンガー奏法のメリット、デメリット
ツーフィンガー奏法は力加減が調節しやすいため、音に強弱が付けやすいためどんな曲でも対応しやすいです。
一方で音の粒をそろえる(音の大きさを一定に保つ)にはある程度練習が必要です。
また、かなり早い曲にはピッキングが追いつかないためあまり向いているとは言えません。
スリーフィンガー奏法とは
ツーフィンガー奏法の2本指に加え薬指も使用して演奏するのがこのスリーフィンガー奏法です。
あまりこの奏法を用いるプレーヤーは多くありませんが、
古くはMr.BIGのビリーシーンがこの奏法を用いた高速フレーズを得意としていました。
スリーフィンガー奏法のメリット、デメリット
スリーフィンガー奏法はツーフィンガー奏法よりも早い曲にも対応可能ですが、
音の粒をそろえるのがツーフィンガー以上に難しくなります。
ツーフィンガー奏法では弦に接する指を斜めに構えることで指の当たる長さをそろえることが出来ますが、
スリーフィンガーではそれが出来ないため難しい要因になっています。
初心者がいきなり挑戦するのはあまりおすすめしませんが、ツーフィンガーに慣れてきたら曲の速い部分など局所的に使えると幅が広がるかもしれません。
サムピッキング とは
サムピッキング とは名前の通りサム(親指)で弦を弾く演奏です。
あまりこの奏法を用いるプレーヤーは多くありませんが、古いロックやブルースなどで時々見かけることがあります。
サムピッキング のメリット、デメリット
サムピッキング は他の指弾きに比べ力強い音が出しやすく、音の粒も揃えやすいです。
しかし、速いピッキング は難しく、演奏できる曲は限られています。
スラップ奏法
ベースの演奏方法として派手でインパクトがあるため花形的ポジションでもあるのがこのスラップ奏法です。
チョッパー奏法と呼ばれることもありますが、現在ではスラップという呼び名が一般的かと思います。
弦を親指で強く弾くサムピングと人差し指(または中指)で弦を強く引っ張り上げるプルアップを組み合わせることで、
打楽器のようなリズム感を産み出すことができます。
レッドホットチリペッパーズのフリーがこの奏法を用いて演奏するため、彼を真似てスラップを行うベーシストが増えました。
スラップ奏法のメリット、デメリット
スラップ奏法は先程も述べた通り、打楽器のようなリズム感を産み出すことができ、
演奏の厚みをグッとますことができます。
一方で習得への難易度は他に比べ圧倒的に高く、曲全体に用いると強弱が付けづらく単調になりがちです。
曲の中のイントロやサビ、ベースソロなど、印象に残したいここぞという場面で用いる必殺技だと思ってもらうのが良いかと思います。
ピック弾きとは
ピック弾きはエレキギターのようにピックで弦を弾く演奏方法です。
シンプルな奏法ですので、初心者にも取っ付きやすい奏法ですが、奥が深いものでもあります。
ハイスタの難波章浩や元ミッシェルガンエレファントのウエノコウジなどがピック弾きを得意としています。
ピック弾きのメリット、デメリット
ピック弾きは指弾きに比べ、音の粒が揃えやすく、力強い演奏をすることができます。
さらに速い曲でも演奏しやすいです。
一方で、1弦から4弦など弦を移動するフレーズにはあまり向いていません。
こういった特徴からパンクやロックンロールなど、コード進行がシンプルで力強い音楽で多く用いられています。
まとめ
ベースの指弾き、ピック弾きの違いについてまとめてみましたがいかがでしたか?
自分が演奏したい曲の特徴にあわせて、弾き方を選んでみてくださいね。
アーティストの曲をカバーする際にはそのアーティストがどの奏法で弾いているのかも見てみるといいですね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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