バンドじゃ飯は食えない!?音楽業界の未来について考える

コラム

 

こんにちはかさこです!

今回は音楽業界の今後について私なりに考えたことをシェアしていけたらと思います

CDが売れない時代と言われて長らく

CDが売れない時代と言われはじめた頃からはや10年近く経過しております。

日本レコード協会のデータでは2008年242,451千枚であった売上枚数が2017年には152,294千枚まで落ち込みました。

2010年ごろから人気全盛期となったアイドルブームが底上げしている枚数を考慮すると、ロックバンドのCDはいかに売れていないかということがわかります。

もはやCDを再生する機械すらもたない家庭も増えてきたこの時代にCDで飯を食うことは不可能に近いでしょう。

モノを所有する時代は終わった

モノを持たない生活を送るミニマリストという言葉が注目されていますが、そこまではいかなくともモノを所有するという習慣は薄れつつあります。

自動車の所有率は年々低下する一方でカーシェアサービスの需要は増加し続けています。

車だけでなく、漫画や小説、映画、音楽もそうです。

スマートフォンの急速な普及によって、それ一台あれば大抵の娯楽は済んでしまいます。

音楽では、SpotifyやApple MUSICをはじめとする定額ストリーミングサービスが需要を拡大し、2018年にはダウンロードの市場規模を上回りました。

米国、ヨーロッパではすでにCDの市場規模を超えており、日本でもCD総発行枚数が1億枚を割りました。いずれストリーミングに移行していく形になることはまちがいありません。

CD売上の減少から音楽業界に未来はないという人がいますが、むしろ市場規模としては拡大傾向にあるのです。

音楽は消費から体験へ

もうひとつ注目したい流れが音楽フェスの規模拡大です。

4大ロックフェスと呼ばれている「フジロック」「ロッキンジャパンフェス」「ライジングサン」「サマーソニック」はいずれも入場者数が年々増加しており、

地方でも「京都大作戦」「イナズマロックフェス」をはじめさまざまなフェスが新たに開催されたり、その規模を広げています。

単にコンテンツとして消費するものであった音楽は簡単にコピーすることができ、それ単体での価値はさがった一方、コピーできない「体験」の価値はより重要視されるようになりました。

ストリーミングでいろいろなアーティストが簡単に聞けるようになれば、フェスへ参加する新規顧客層も当然増加するため、今後さらに拡大するのではないでしょうか。

バンドで飯を食うために磨くスキル

そういった音楽業界の変化に対応するためには、従来のようなライブハウスに出演し、CDを自主制作し・・・といった活動をしているだけでは当然先は見えません。

逆にネットの出現によって、活動地域に関わらず、全国あるいは世界中にむけて音楽やコンテンツを発信することは容易になりました。

だからこそコンテンツの良し悪しだけでなく、発信力、マーケティング力を磨く必要性が高まっています。

結論 音楽で飯を食うには

YouTubeやSoundCloudなど無料で音楽を聴く手段が多様な現代では音楽に金を払う必要がなくなりました。

さらにSNSなどで意見を発信するのも容易な時代です。

それらを人気、影響力を高める手段として上手く利用することが今の時代求められるでしょう。

音楽を売るのではなく、バンドの知名度をお金に変えることでまだまだ音楽で飯は食えます。

当サイトではマーケティングや心理学の視点からバンドが売れるために必要な知識を発信しています。

そちらも併せてご覧ください。

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