こんにちはかさこです。
大手音楽ブログBASEMENT-TIMESで次のような記事が掲載されました。
私もこの件に関しては同意します。
ヒップホップは次の時代に注目されることは間違いありません。
BASEMENT-TIMESでは細かく分析されているわけではありませんので、
今回はなぜヒップホップが次に来るのか、流行の循環という観点から解説したいと思います。
10〜19年前の音楽はダサく感じる
音楽のみでなく、ファッションや漫画など、カルチャーや文化は基本的に前世代の文化に対してカウンターのように真逆のものが流行ります。
当時のTEEN紙を見ればよくわかります。代表的なpopteenの画像を検索してみてください。
今の時代から見ればめちゃくちゃダサく感じると思います。
音楽も同じ現象があります。そのころから未だに一線で活躍するアーティストを除き、その当時の一過性のブームとなったアーティストはめちゃくちゃダサく感じるでしょう。
しかし、20年以上前となればどうでしょう。
むしろ現代の流行に近いファッションがもてはやされているのです。
近年シティポップをはじめ80’sブームがありましたが、これがその最もたるものであると言えます。
しかしながら、この法則もインターネットの普及によってサイクルの早まりや多様化が起こっている面もあり一概には言えません。
またバブル崩壊といった時勢も関与するため断言はできませんが、それでもこれが効果を発揮するとしたら次のブームとして予測されるのは1990年代のリバイバルブームの可能性です。
1990年代は日本語ラップ黎明期
1990年代は日本語ラップがオリコンチャートに徐々に食い込み始める時期でありました。
さんぴんcampと呼ばれるヒップホップイベントが大々的に行われるようになり、RHYMESTERや雷、キングギドラをはじめとするヒップホップ界のレジェンドと呼ばれるアーティストたちが出現しはじめます。
この時期がちょうど現在のフリースタイルダンジョンをはじめとするヒップホップブームの火付けの時として位置付けると、
このあと、ミクスチャーロックとして出現したDragonashのように今後ヒップホップを取り入れたロックが流行るのは必然の流れであると言えます。
ただヒップホップもロックも大きく多様化した今、Dragonashのようなミクスチャーのスタイルだけでなく、もっと様々なスタイルが生まれるのではないでしょうか。
まとめ
今後遅かれ早かれヒップホップを取り入れたロックが流行るのは確実であると言えます。
ただその裏で1990年代、GOING STEADYをはじめとするパンクロックのリバイバルとして青春パンクが流行り、スピッツやMr.Childrenといった日本語の表現に重きを置いたロックが覇権を握るといった多様な時代でもありました。
ですから、流行は一時的なものですし、ブームになるからといって飛びつくのではなく、自分の信念を貫くスタイルを大切にしていくことが一番ではないでしょうか。
時代の流れからロックシーンを見ていくのも面白いと思いますので、皆さんもいろんな価値観をもってチェックしてみてください。
ヒップホップについて詳しくないのでまずは触れてみたいという方は下の記事でおすすめを紹介していますのでそちらもご覧ください。
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