こんにちはかさこです。
「音楽で成功するために上京する。」地方の若者が夢を追って東京へ向かう、ドラマ等で一度は見たことあるシーン。
しかし、実際地方から成功しているバンドも山ほどいます。そこで今回は音楽活動で売れたいなら上京すべきかという問題に対して考えていこうと思います。
マーケティングにおいて重要な4Pと呼ばれるプライス(値段)、プレイス(場所)、プロモーション(宣伝広告)、プロダクト(製品、サービス)の1つである場所の問題はバンド活動において軽視されがちですが、非常に重要です。
ここからは上京するメリットを挙げていきます。
市場の大きさ
当然、東京は人口が圧倒的に多く、特に若者の数は桁違いですから音楽が受け入れられる市場の大きさが何倍も違います。
単に市場自体の大きさだけでなく幅も広いため、マイナーなジャンルの音楽でもある程度の市場があります。
一方で、市場が大きいということはライバルとなる参入者も多いため、競争のレベルも高いといえるでしょう。
音楽関係者の多さ
ライバルも当然多い東京ですが、同時に味方になる音楽関係者の方とも出会える可能性が高いです。
ライブハウス、レコーディングスタジオ、練習スタジオ、カメラマン、デザイナー、プロデューサーなど、音楽活動をする上で関わる関係者の母数も圧倒的に多いため、バンドとして活動しやすい環境であるということが言えます。
ネットの普及がもたらしたもの
ただ現在、インターネットの急速な発展によって、場所によるメリットは昔に比べ小さくなっています。
極端な話海外のインディーズシーンですら自宅にいながら知ることが可能になりました。
例え北海道であろうが沖縄であろうが、売れることは不可能ではなくなったと言えます。
しかし、活動場所のメリットは完全に失われたわけではありません。
それはインターネットというメディアの特徴にあります。
ネットは能動的なメディアである
テレビやラジオなどと違い、ネットは自分の知りたいことを自分から調べるという取捨選択をする能動的なメディアです。
そのため、興味のない情報は見向きもされないため、ネットを活用したマーケティングが上手くないとその利益を享受することができません。
その点東京で活動していれば、SNSの利用率が高い若者が多く、口コミとしてあなたのバンドが認知される確率が高くなります。
地方で活動するメリット
一方地方を拠点に活動するメリットもないわけではありません。
例えば、バンドのブランディングとして地方出身であることは強みになります。
ウルフルズはコテコテの関西弁を歌詞にそのまま用いていますし、地方都市の名前を歌詞に入れるなどして歌詞の具体性を高めるといった手法や、MONGOL800のように基地問題といった地方の問題を取り上げるバンドもあります。
また、市場が狭いということは市場のほとんどを独占することも不可能ではありません。
競争率の低い地方で一番になるか、競争率の高い都会で10本の指に入るか、どちらを目標にするかはバンドの方向性次第だと思います。
まとめ
上京して音楽活動をすることのメリットについて考察してみました。
単に市場の規模を追求し上京するのか、ニッチな市場から力をつけていくのか場所の問題ひとつとってもバンドの方向性の大切さが見えてきます。
なによりも自分たちがどうしたいかを考えることが大切です。
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