こんにちはかさこです。
多くのライブハウスではリハーサル前に提出する書類があります。
中でも書き方に困るのが照明・音響へのリクエストではないでしょうか。
つい「おまかせで」と書きたくなるのですが、音響さんや照明さんもリハーサル1回で曲の雰囲気は掴みきれませんし、
演出も含めライブですから、最高のパフォーマンスにするためにはぜひこだわるべきところです。
そこで今回は最高のライブを実現するためにの照明・音響さんへ伝えておくべきこと、そして伝え方をお話したいと思います。
マナーとして最低限伝えること
バンドマンはお客さんを呼び、お金をもらっている以上ライブは仕事です。
自分のライブには責任を持たなければなりません。わからないからといって音響・照明さんに「おまかせで」と丸投げするのは無責任な行動です。
ある程度おまかせになってしまうのは仕方ありませんが、仕事のパートナーとして音響・照明さんに最低限のイメージは共有できるようにしましょう。
技術的なことはわからなくても以下のことくらいは最低限伝えましょう。
音響さんに最低限伝えておくべきこと
- セットリスト
- ステージのポジション、編成
- 曲調・アレンジ
- 持ち込み機材
この四つは最低伝えるようにしましょう。以下で詳しく解説します。
1.セットリスト
当然のことですが、セットリストは必ず伝えましょう。
ただ、曲名だけ書けばいいと言うわけではありません。
何分くらいの曲なのか、どこでMCをいれるかなどライブ全体の流れについても伝えておきましょう。
また、オリジナル曲は特に曲名をみてどの曲か判断できないため、紙に書くだけでなく、リハーサルでも「○曲目に演奏する『○○』と言う曲です」と伝えてから演奏をはじめましょう。
音響・照明さんはあなたのバンドを知らないことが前提にありますので、出来る限りのことは伝えましょう。
2.ステージのポジション、編成
バンドの人数、演奏スタイルによってステージでの立ち位置は変わります。
お客さんにはステージのアンプやドラムから直接聞こえる中音(なかおと)と、それを拾って客席、フロアのスピーカーから流す外音(そとおと)の両方が聞こえています。
ですので、アンプやドラムの位置が変わるだけで、聞こえ方も変わってきます。
音響さんはそういったことまで考慮してセッティングしますので、事前に伝えるようにしましょう。
また、ドラムセットの移動などは効率よく行うために事前の準備が必要となりますのでそういった意味でもあらかじめ伝えておきましょう。
3.曲調・アレンジ
バンドにとって一番伝えたいことであり、一番伝えるのが難しいのが曲調・アレンジについてではないでしょうか。
リハーサルの音出しで弦楽器隊はリード、サビ、ソロなど音色を確認すると思います。また、エレキからアコースティックへの持ち替えなどがある場合はリハーサルで伝えるだけでなく、リクエスト用紙にも記入しておきましょう。
曲調・アレンジを伝える場合、どうしてもニュアンスでの表現になる部分もありますが、数字で伝えられることなどはなるべく具体的に記入しましょう。
たとえば、曲のBPMや、「○分からはじまるサビはコーラスの音を大きめで」など具体的であればあるほど良いです。
そういった要望を出すためには日ごろの練習から、ライブを意識して時間を測ったり、テンポを確認しながら行いましょう。
ニュアンスで伝える場合にも曲のジャンルや何を目立たせたいか、エコーは掛けないでほしいなど出来る限りのことは伝えましょう。
4.持ち込み機材
ドラムやアンプ、マイクなどの持込み機材も出来る限り伝えましょう。
もし、持ち込みのマイクとライブハウスでのマイクが同じ機種だからということがあっても、個体差や使用具合によっても変わってきますので、伝えるようにしてください。
先ほどもありましたが、持込みの場合ステージのセッティングにも時間と手間が掛かりますので、そういった意味でも伝えておくことが大切です。
照明さんに最低限伝えておくべきこと
基本的なことは音響さんと共通する部分がおおいので、前の項目であげた4つは照明さんにも伝えましょう。
しかし、音響についてはなんとなくわかる部分も多いでしょうが、照明に関する知識が豊富なバンドマンは少ないと思いますので、どうやって伝えるかだけお話しておきます。
照明さんへの要望はそれこそ感覚的な表現が多くなりますので、色味、テンポ、曲調、などできる限りわかりやすく伝えましょう。
たとえば、○曲目の○○はAメロを青色を基調としてしっとりとした感じでサビから明るめで激しくという感じで大丈夫です。
音響さんにも共通することですがあまりにも要望が多くなる場合は、いきなり対応することは難しいので、事前に音源やライブ映像などをメール等で送っておくなど、できるだけ配慮するようにしましょう。
まとめ
ライブハウスへのリクエストについてお話しました。
共通することは仕事のパートナーとしてライブハウスの方々にできるだけわかりやすく丁寧に伝えることです。
そのためには、日ごろからライブの演出も含め、練習から意識して取り組むことが大切です。
うまく要望を伝えてより良いライブを目指しましょう!
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