ライブハウスもバンドもWIN-WINなビジネスモデルを考えてみる

バンド向け記事

こんにちはかさこです。

今回は「バンドマンが金欠なカラクリ」というツイートが話題を呼んでいたので、ライブハウス側から出来ることはないかという目線でライブハウスもバンドもWIN-WINなビジネスモデルを考えてみました。

ライブハウスの現状とは

以前

ライブハウスは入りづらいというお話と売れることは正義であるというお話

こちらの記事でもお話しした通り、ライブハウスはお客さんが入らなくても収益が出来るようバンドに対してノルマを課しています。

チケット1000〜1500円×10〜15枚程度が相場でしょうか。

安くても1万円、高いと2万円以上をお客さんを呼べないバンドは負担することになります。

たかだか10人と思う方もいるかもしれませんが、ノルマ代を毎回達成できているバンドはせいぜい10%未満で、ノルマ代を達成しているバンドはその界隈ではある程度人気バンドとして扱われています。

バンドがライブで利益を上げることは難しく、グッズやCDの販売でなんとかプラスという状況です。

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バンドマンが金欠である責任は当然そのバンドマンにもありますが、ライブハウスにももっとお客さんを呼べるようなしくみを作る責任はあると思います。

バンド界隈の衰退はそのままライブハウスの衰退につながります。

では、ライブハウスにとってもバンドにとってもWIN-WINな関係にするにはどうすればよいか、ビジネスモデルを私なりに考えてみました。

ライブハウスのビジネスモデル提案

1.年間パス制度

遊園地や水族館には当然ある年間パス制度ですが、ライブハウスでは私が知る限り見たことがありません。

おそらく、バンドマンにノルマを課すという仕組みを取っているためどのバンドがお客さんを呼べているか明確にする必要があるからだと思います。

  • チケット代ではなく、ドリンクの年間パスを作る
  • 人気バンドのノルマ代を免除し、そのバンドの予約、入場優先権を与える

といったやり方でしたらライブハウスにとっても駆け出しのバンドにとっても集客につながる上、年間の売り上げが見積もりやすく、お客さんを囲い込めるというメリットがあります。

2.バンドとの専属契約

今度はお客さんとライブハウスではなく、バンドとライブハウスとの関係で考えてみます。

ライブハウスは収益を確保するためにいろんなバンドに毎日毎日ブッキングを取り付けています。

でしたら、ライブハウスに年間いくらか払えば、ライブに出放題という契約を結ぶという方法があります。

駆け出しのバンドで数をこなしたいバンドにはメリットが大きいですし、ライブハウスにとってもブッキングの手間を減らすことができますし、収益の固定化、バンドの囲い込みができますので充分利益に繋がることができると思います。

専属契約のバンドでコンピレーションアルバムを企画するなど、バンドにとってもライブハウスのブランディングとしても発展の可能性がある方法だと思います。

3.プラットフォームとしての役割

バンド活動は音楽だけでなく、アー写(アーティスト写真)やライブ映像を撮るカメラマン、物販のグッズ製作に携わるデザイナー、レコーディングエンジニア等様々な人間が関わってきます。

それらの多くは友人のツテや業者に頼むという方法に依存しており、駆け出しのバンドにとっては見つけづらい事が多いです。

ですので、ライブハウスがそういった周辺の人々から登録料をもらってバンドに紹介するというプラットフォームになるという方法を提案します。

ライブハウスは収益を上げられますし、バンドにとっても活動の助けになり、それらに携わる人もお客さんを確保できる三方よしの方法だと思います。

2と併せて専属のみに紹介するなどすれば、契約の旨味は増します。

まとめ

ライブハウスとバンドが集客を通じて両者WIN-WINの方法を考えてみました。

私が考える以上にそのほかにも色んな手段があると思います。

業界全体でバンドが盛り上がっていくといいですね。

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