商業アーティストと批判したいならマーケティングを学んでから言え

コラム

こんにちはかさこです。

このブログを読んでくださっている方はわかると思いますが、当ブログでは、マーケティングを用いて人気になる方法や、アーティストの分析を行っています。

音楽という芸術にマーケティングを取り入れることに否定的な人がいることや、マーケティングによって成功した商業アーティストを批判する人がいることを重々承知した上で、なぜ私がマーケティングを勧めるのか、そして商業アーティストを批判する意見に対して、私なりの意見を述べたいと思います。

マーケティングはズルいことでも裏技でもない

そもそもマーケティングを批判する人はそれがズルイことや裏技か何かと勘違いしている意見が多いです。

マーケティングはそんなに万能ではありません。価値の無いものを売ることは詐欺以外不可能です。そもそものコンテンツがいいものであってはじめて力を発揮するのです。

逆にどれだけいい曲をつくろうが、聴く人がいなければ価値がありません。本来マーケティングとは、コンテンツの価値を最大限に引出し、それを評価してくれる人のもと届ける行為です。

そのためには自分の作るものの強み、弱みを正しく理解し、誰がそれを評価してくれるのか正しく理解する必要があります。

当ブログでも、本来もっと評価されるべき音楽が埋もれてしまわないようマーケティングについて解説したり、もっと評価されるべきアーティストを紹介しています。

マーケティングは簡単ではない

アーティストを評価する際に売れ線に走った、大衆受けを狙ったという批判をする人がいますが、そんなことで評価されるほどマーケティングは簡単ではありませんし、リスナーも馬鹿ではありません。

マーケティングの難しさについて理解していれば、商業アーティストなどという批判は間違ってもでてきません。

ただ確かに売れると音楽性が変わるということもあります。しかしそれは、売れたからというわけではなく、お金儲けの手段として音楽をつくらざるを得ないからです。

たとえば、メジャーレーベルに所属した場合、契約にもよりますが、毎月給料が保証されていたり、制作費、プロモーションといった費用を負担してもらえる一方で、いついつまでにCDリリースしなければならないといった期限が設けられたり、内容に対して規制がかかるということがあるからです。

事務所も当然慈善事業ではありませんので、アーティストが売れる曲を作れなければ経営が成り立ちません。現実として事務所はアイドルや一部のトップアーティストが稼いだ利益をバンドや売れないアーティストの活動費に回しており、将来的な投資という意味合いの強い契約がほとんどです。

プロとして活動するということは事務所をはじめとする多くの人間が関わってきますので、それだけ結果が求められます。

音楽は聴く人がいてはじめて価値を持つ

繰り返しにはなりますが、どれだけすばらしい音楽を作ろうと聴く人がいなければ評価のしようがありませんし、価値がないといっても差し支えありません。

マーケティングとは評価されるべき場所にそれを届ける活動なのです。

今までは大手事務所に所属し、マーケティングはそこに丸投げすれば良かったですが、インターネットの普及によってメジャーデビューだけが選択肢ではなくなりました。

HI-STANDARDのように個人でレーベルを立ち上げたり、クラウドファンディングによって製作費用を集める、YOUTUBEなど収益を上げる方法が多様化するなど、アーティスト自身がマーケティングできるようになることは、今後さらに価値を持つことになるでしょう。

売れていないアーティストならなおさらです。

当ブログではこういった活動の手助けに少しでもなればと思い、運営しています。

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