こんにちはかさこです。
ボーカルは体を楽器として使用するため、のどが痛い、鼻が詰まっているなど些細な体の変化でもパフォーマンスが下がってしまいます。
そのなかでも、私が体験した症状で歌うことにもっとも支障をきたしたのがタイトルにもある「耳がこもる」というものです。
自分の歌の音程が正しく聞こえませんし、ストレスも感じるためしばらくまともに歌えませんでした。
今回はそんな症状がなぜ起こるのか、そして改善方法について私の体験談と共にお話したいと思います。
耳がこもってしまう。私が罹った症状
歌うと耳がこもるという症状がスタートでしたが、次第に日常生活においても同じ症状がではじめました。
さすがに病院に足を運んで診断された病名が「耳管開放症(じかんかいほうしょう)」でした。
利きなれない名前だと思いますので、簡単に解説させていただくと、
耳と鼻をつなぐ管の部分(耳管)は必要に応じてひらいたり閉じたりしています。
しかし、何らかの要因によってその調整が難しくなってしまいひらきっぱなしになってしまうのが「耳管開放症」です。逆に閉じっぱなしになってしまうのは「耳管狭窄症」といいます。
どちらも症状としては似ており、トンネルの中に入ったときや耳に水が入ったときのような耳の閉塞感(こもった感じ)を覚えます。
2010年には歌手の中島美嘉がこの症状で活動休止を発表し、話題にもなりました。
耳管開放症の原因とは
わたしが耳管開放症になった原因はおそらく痩せすぎとストレスによる自律神経失調でした。
自律神経とは、体のあらゆる機能のオンオフを調節する役割を担っています。
私は過去にその調節ができなくなる自律神経失調症と診断されたこともあり、今回もそれの影響であろうと医師から告げられました。
原因は私のようにストレスや痩せすぎといった生活習慣に起因するものだけでなく、鼻炎や中耳炎から発症することもあります。
症状は数日で治るものから慢性化するものまであり、完治には個人差があります。
改善する方法は
私自身もいまだに疲れているときなどはこの症状がでるため、完治したとはいえないかもしれませんが、改善方法は原因によっていくつかあります。
中耳炎とうが原因の場合病院で膿を取り除くことで改善することがあるそうです。
一方ストレス等が原因の場合直接的な治療法がないため、規則正しい睡眠や食事を心がけることが大切です。
私自身も食事量を増やし、筋トレを始めて以降症状が改善しました。
ただ、対処法が存在しないからといって、ほっておくと悪化することもありますので、まずは耳鼻科に相談してみましょう。
ただ小さな耳鼻科では耳管開放症、狭窄症を診断する機器が無い場合もありますので、思い当る方は病院のホームページ等で確認してから行くといいかもしれません。
まとめ
歌を歌うと耳がこもる「耳管開放症」「耳管狭窄症」について私の体験談と共にお話しました。
体のせいで歌を歌えないのはつらいですがまずは直すことに専念しましょう。
また私自身は医者ではありませんので、このページを見て独断でそうだと判断することは危険です。
もし似たような症状の方は必ず病院で診断を受けてくださいね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。


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