ライブハウスに初めて出演するとなると、どうすればいいかわからないことって多いですよね。
以前お話しした音響、照明さんへの要望書なんかもそうだと思います。
そんなわからないことの中で今回お話するのは「リハーサルについて」です。
リハーサルの流れについて知りたい!何分くらい?曲を演奏するの?何を弾けば良い?という疑問にお答えできたらと思います!
リハーサルまでの流れ
通常のブッキングライブの場合、4〜6組程度が順番に出演すると思いますが、多くの場合リハーサルは出演が遅いバンドから、つまり出演順の逆に行います。(逆リハと言います)
だいたいリハーサル開始の30分前ごろから会場に到着しておくと、余裕を持って開始できます。
その間にチューニングや機材の設定など出来ることは先に済ませておくとスムーズにリハーサルを進めることができます。
前のバンドが終わる少し前になるとスタッフから声を掛けられますので、機材を持ってスタンバイしておきます。
リハーサルの流れ
リハーサルの流れを説明する前に注意しておきますが、リハーサルはバンドの本番前の練習ではなく、音響、照明さんへの要望の確認、調整の時間です。
スムーズに進めるためにも、確認しておきたいことは事前にリストアップしておきましょう。
スタッフさんに呼ばれたら、実際にステージに上がり、アンプやドラム、マイクの位置など一通りセッティングを行います。
わからないことは素直にスタッフさんに訊ねましょう。丁寧に説明して貰えると思います。
セッティングが完了したら音響さんに向けて「よろしくお願いします!」と一声かけましょう。
いよいよ各楽器を順番に音を出して確認していきます。
ドラム、ベース、ギターの順に音出しするのが一般的です。
音出しで確認しておくこと
ギター、ベースの場合
ギター、ベースの弦楽器は、エフェクターを用いる人も多いと思います。
自分の音色がどの曲でどんな風に使うのか、事前にリストアップして伝えましょう。
実際に使う曲のフレーズを弾くのが一番です。
例「音色は4つあります。一曲目のバッキングです。」→フレーズを弾く
「二曲目のソロです。」→フレーズを弾く
というように全ての音色を確認します。
ドラムの場合
ドラムの場合持ち込み機材を事前に伝えてからはじめましょう。(ツインペダルやカウベルなども)
ドラムはバスドラ、ハイハット、スネアとそれぞれ順番に単体で鳴らし、最後に全体を使ってフレーズを弾きましょう。
全体を使っていればどんなフレーズでも構いませんが、悩むようでしたら実際に弾く曲をするのが無難です。
ボーカル、コーラスの場合
ボーカルやコーラスのマイクも声を出して確認します。
エコーやリバーブをかけてほしい、あまりかけないでほしいという要望があればここで伝えておきましょう。
マイクの確認はフレーズを歌うよりも、低い声、高い声、張る声、囁く声などハウリングやノイズになりやすいところをチェックします。
ダ行やサ行はとくに息を強く吐き出すため、ノイズになりやすいので、マイクチェックに用いられることが多いです。各楽器の音出しが終わったらいよいよバンド全体でリハーサルです。
全体のリハーサルでチェックしておくこと
リハーサルでは時間が限られているため、セットリストすべての曲や流れを確認することは出来ません。
だいたい2、3曲が限界だと思ってください。
そのため、ベースがボーカルをする、ボーカルがアコギに持ち替える等編成を変える曲を優先して確認しましょう。
他の曲はコーラスが多い曲、全部の楽器が前にでる曲などを選んだほうが効率がよいです。
またこの時モニターや返しの音が聞こえづらかったり、うるさい場合には音響さんに伝えましょう。
手を挙げて「上手側ギターです。ドラム三点の音を上げてください」
というように場所となんの楽器かを伝えましょう。
ちなみに上手(かみて)は客席から見て右側、下手(しもて)は左側です。
ドラム三点というのはバスドラム、ハイハット、スネアを指します。
覚えておいて損はありません。
ここまでで確認してリハーサルは終了です。
最後に「本番もよろしくお願いします!」と声をかけるのも忘れずに!
まとめ
リハーサルの流れと確認する事についてまとめました。
初ライブでしたら緊張して忘れてしまうかもしれませんが、スタッフさんに訊ねれば丁寧に教えてもらえますので、そこまで心配する必要はありません。
極度に緊張してしまう方は下の記事で緊張を抑える方法についてお話していますのでそちらも併せてご覧ください!

それではよいライブになることを期待しています!
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